日本語教師は学習者を子ども扱いしないこと

日本語学校の初級レベルのクラスでは、日本語教師の日本語に様々な特徴がうかがえます。
媒介語を使わない場合はたいていの日本語教師は対象となる学習者に合わせて、自分の日本語を相手が理解できるレベルに修正しています。

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それは文法構造を簡単にすることだったり、単語を言い換えたりすることだったりします。



つまり十分な言語能力を持っていない聞き手が理解しやすいように、考慮された言語形式にするということです。

ところが一部の日本語教師の中にはそれだけでなく、どこから〜ぁ、きましたか〜ぁのように文末をあげてゆっくり区切る子供に話すような話し方をする人がいます。

これは極端なティーチャートークの例ですが、このような話し方をしてしまうのは日本語教師の意識の中に日本語ができない=何もできない=子供のような存在という図式があるからかもしれません。

教師が若い教師で学習者のほうが年上の場合、学習者は子ども扱いされているように感じ不愉快になることでしょう。
それにどちらにしても子ども扱いされたくないという学習者はいるはずです。


このような話し方の一番の問題は、何と言っても学習者の聴解力、言語処理能力が伸びないことです。



日本語教師の発話は教室内の70%にもなるといわれています。こういう特殊な話し方に慣れてしまった学習者は、教室外の日本語がいつまでも聞き取れないという事態になりかねません。初級レベルの学習者でも文法構造や語彙への配慮さえあれば、わざとスピードを遅くしなくてもナチュラルスピードで十分対応ができます。